Top > 建築基準法

2.建築基準法の概要 Edit

(1)建築基準法の規定概要 Edit

建築基準法は、周辺環境に対する影響を考慮する集団規定と、建物自体の構造に関する単体規定の2つに分類できる。

集団規定用途地域用途規制用途地域ごとに、建設できる用途や規模が定められている。
道路との関係接道2m以上の接道が必要。条例で用途や規模により、厳しい条件が付加される場合がある。
道路内建築物道路を挟んで上空通路等を設ける場合は、許可が必要。
規模・形態制限建蔽率・容積率敷地面積に対する建築面積、延べ面積の割合を建蔽率、容積率といい、規制値がある。
斜線制限道路斜線、隣地斜線、北側斜線による建築物の高さ制限。
日影規制建物が周囲に落とす日影時間の規制。敷地境界からの距離で規制時間が定められている。
総合設計公開空地を設け周辺環境へ貢献することで、容積率や斜線制限の緩和が許可される。
構造制限防火地域防火地域、準防火地域がある。ここに建設する建築物は、規模によって耐火要求がある。
単体規定防火耐火要求用途や施設規模、階数によって、耐火建築物あるいは準耐火建築物が要求される。
防火区画面積区画、竪穴区画など、平面的かつ断面的な火災拡大を防ぐ区画を設ける。
避難施設等廊下・階段蹴上げ、踏み面といった階段寸法や、廊下巾、階段への歩行距離などの規定がある。また、階段には階数により避難階段、特別避難階段の設置義務がある。
排煙設備500㎡以内毎に防煙区画をし、火災時に煙やガスを屋外へ排出できる設備を設ける。
非常用進入口3階以上31m以下の部分に、消防隊が進入可能な開口部を設ける。

建設関連法令分野における通称 Edit

建築基準法は「法」、建築基準法施行令は「令」、建築基準法施行規則は「規則」、建築基準法関係告示は「告示」と略される。


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Last-modified: Mon, 18 Oct 2010 09:45:10 JST (4938d)