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消火活動上必要な設備

1)連結送水管 Edit

公設の消防隊が外部よりポンプ車にて水を送り込む消防隊専用の設備である。放水口、送水口、放水器具格納箱、配管等で構成される(高層建築では、加圧ポンプ、中間階に設置するブースターポンプ等が必要になる場合がある)。消火栓については、1つの放水口までの水平距離が50m以下となるように設ける。その設置場所については、階段室、非常用エレベーター乗降ロビー等、消防隊が有効に消火活動を行うことができる位置に設ける。

2)多量の火気を使用する部分の消火設備 Edit

多量の火気を使用する部分とは、給湯設備、厨房設備、ボイラ室等で、消費熱量や面積等で規定されており、これらの部分には二酸化炭素、ハロゲン化物、粉末の消火設備を設置する。とくに多量の火気を使用する部分に該当する厨房部分については、上記消火設備以外にフード・ダクト用、レンジ用、フライヤ用に簡易自動消火設備(いわゆる厨房用ダクト消火設備といわれている)の設置が義務付けられている。これは、厨房内にあるレンジ・フライヤ等の油脂類の火災や油脂の付着したフードやダクトのミスト火災を対象にした消火装置で、火災による熱を感知して、自動的に消火薬剤(強化液・粉末)を放射する。

3)非常コンセント設備 Edit

非常コンセント設備は、消防隊が消火活動、救助活動するときに必要な単層100Vの照明用コンセント、電動のこぎりに用いるコンセントをいう。地階を除く階11階以上のもの、又は延べ面積1,000㎡以上の地下街に非常コンセントを設置する。

4)無線通信補助設備 Edit

無線通信補助設備は地下街のような地上からの電波が到達しにくいところに設ける無線通信の補助設備をいう。地下街で火災が発生したとき、地上の消防隊本部と地下に入った消防隊員の無線での交信に支障のないようにアンテナ線を布設するもの。


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Last-modified: Mon, 18 Oct 2010 09:45:10 JST (4932d)