準耐火建築物

準耐火建築物

イ準耐(法2条9号の3位イ)
　主要構造部が準耐火構造　+　防火設備　(2条9号の2ロ)

1. 　1ｈ準耐火（令115条の3の2）
   1. 　壁・柱・床・梁の非損傷性　1ｈ　(告示1380)
   2. 　壁・床・軒裏の　遮熱性　1ｈ　(告示1380)
   3. 　外壁の遮炎性　1ｈ
2. 　45分準耐火(令107条の2)
   1. 　イ-1以外　(告示1358)

ロ準耐(2条9号の2ロ)
　主要構造部が準耐火構造ではない　けど　建築物としては同等の性能がある

1. 　外壁耐火構造　（令109条の3の1号）
   1. 　外壁が耐火構造
   2. 　屋根が　法22条1項　に準拠
2. 　不燃軸組　（令109条の3の2号）
   1. 　外壁が　防火構造
   2. 　屋根が　法22条1項　に準拠
   3. 　床が　準不燃構造　以上　(告示1368)
      　鉄骨の被覆は原則不要　軒裏の制限はなし

イ準耐・ロ準耐　共に　
　延焼の恐れのある部分の開口部に　防火設備

性能順位
耐火→準耐火→防火→不燃→準不燃→難燃

防火材料　不燃材料・準不燃材料・難燃材料の総称的な俗称

1. 　不燃材料　不燃性能(20分間燃えない性能)の建築材料
2. 　準不燃材料　10分間不燃性を有するもの
3. 　難燃材料　5分間不燃性を有するもの

「耐火」は、その建築物自身の火事に対する性能の事
「防火」は、その建築の周りからの火事に対する性能の事です。

『耐火性能』とは、通常火災終了まで、当該火災による建築物の倒壊や延焼防止のため必要とされる性能(30分～3時間)
『防火性能』とは、建築物の周りに発生する通常火災による延焼を抑制するため【外壁に必要とされる性能】のこと(防火性が30分間)