プログラムの中にはコメント(注釈文)を描くことができます。
コメントは日本語で書くことができますので、各行の後ろにコメントを書いておけば、あとから読んでも忘れることはありません。
また、他の人が読んだときにも解読にも役立ちます。
コメントは波括弧 { ではじまり波括弧 } で終わります。
例
x:=y; {xにyの値を代入}
FOR i:=1 TO 40 DO {ループの始まり}
Rect(100,150,200,300); {四角形を描く}
コメントの{}の中には、英語でも日本語でもかまいません。
が、コメントの中にコメントを入れ子することはできません。
悪い例 x:=10;{xに10を代入する{変数yは使わない}}
プログラムは{}で囲まれた部分を読み込まないので、もう一つの使い方があります。
プログラムを作っている途中でいろいろな処理を試したい時があります。
いくつかのケースがあった場合それらを書き直していたのでは大変です。
そこで実行したい行以外はコメントにしておいてプログラムを走らせれば、
再度入力する手間が省け効率よく試行できます。
以下のプログラムでは7行目と9行目はコメントなので無視され8行目が実行されます。
7行目を実行したい場合は括弧{}をはずいして8行目を括弧{}でくくります。
例
PROCEDURE MyProgram;
VAR
x,y:REAL;
BEGIN
x:=200;
y:=300;
{Rect(x-80,y+50,x+80,y-50);}
Oval(x-50y,y+50,x+50,y-50);
{RRect(x-100,y+80,x+100,y-80,20,20);}
END;
Run(MyProgram);